神社にお参りする前に☆押さえておきたい7つの手順

神社にお参りする前に☆押さえておきたい7つの手順
神社でお参りする機会は初詣や合格祈願など、思い返すと案外多くあります。自分が意図して「神社でお参りしたい」と思っていなくても、日本人ならば旅行先で大きな神社にお参りに行くなど、訪れる機会は自然と訪れているのです。

ただ神社にお参りに行く機会は多くても、「よくよく考えると、その作法はきちんと知らない…。」という方がほとんどですよね。周りをキョロキョロして、他の方をマネして済ませてしまうケースも少なくありません。

けれどもせっかく行くのなら、正しい神社のお参り方法や、必要な心構えなど、きちんと知っておきたいものですよね。正しいお参りの作法がわかれば、キョロキョロドキドキしながらではなく、落ち着いてお参りすることが出来ます!

そこで今回は、事前に押さえておきたい神社のお参り手順を、詳細にお伝えします。

 

神社にお参りする前に☆
押さえておきたい7つの手順

 

鳥居をくぐるまえに身なりを整えて

神社のお参りでは、到着したらまずは鳥居をくぐって境内に入っていきますよね。でも、ちょっと待って。鳥居をくぐる前には、きちんと自分の身なりがだらしなくなっていないかを確認して、整えるようにするのがマナーです。

【 鳥居をくぐって、神社のお参り 】

★ 身なりを整えたら軽く一礼をして、鳥居をくぐり境内に入ります。

・ 「まだ神社に入っていないのに?」と驚かれるかもしれませんが、既にここがもう神社のお参りのスタートなのです。

神様が見ていますから、きちんと身なりを整えてから鳥居をくぐり、境内に入るようにすることが大事です。

 

参道は真ん中をさけて歩くのが作法

神社のお参りは、参道を歩き本殿へと向かって歩いて行きます。その時大事なのは、参道の真ん中を歩かないようにすることです。

【 神社のお参りでは、参道の真ん中を歩かない 】

★ 参道の真ん中は、神様が通る場所と言われているのです。

・ その場所は歩かずに空けておくことが大切です。

「おじいちゃんから聞いたことがある!」という方もいるかもしれませんが、知らずに真ん中を歩いている人も多く見かけてしまいますが、これは神社のお参り、NGマナーです。

★ お参りするまでも常に謙虚な気持ちで、参道を歩くように心がけてくださいね。

 

手水のやり方は、しっかり押さえるべし

神社でお参りする前に、手水舎で手と口をきちんと清めます。やり方がわからず、適当に色々なことをしている人が多いのもこの手水です。ここで迷いなくスマートに手水をして清めることが出来たら、周りの人もビックリするはず。

【 神社のお参りマナー、手水の作法 】

★ 1回柄杓にすくった水左手をすすぐ→右手をすすぐ→左手に水を受けて口をすすぐ→口をつけた左手をすすぐ→最後に手に持った柄杓をすすいで終了です。

手水で手と口を清めることで、心を清める事にもなります。スルーしないでしっかり手水をするのが神社のお参りマナーです。

 

お賽銭は、静かに賽銭箱に入れよう

大きな神社の初詣などでは、遠くからお賽銭を放り投げて賽銭箱に入れる…、なんていう風景を見かけますが、本当はこれも神社のお参り、NGマナーなのです。

多くの人がいっぺんにお参りに来る初詣なので仕方なく、この方法をとっているのかもしれませんが、本来はお金は投げ入れるものではありません

【 神社のお参りでの、賽銭の作法 】

★ 賽銭箱の隅から、お金を滑らせるようにして入れるようにしてください。

本来は神社のお参りで投げてお賽銭を入れるという行為は、傲慢な行為だと言えますから、神様に対して謙虚な気持ちを忘れないようにしたいところです。

 

二礼二拍手一礼は神社のお参りの基本

正しい神社でのお参りの手順は、「二礼二拍手一礼」が基本です。

【 神社でのお参り、二礼二拍手一礼 】

① まずは鈴を鳴らして祓い清め、神様をお呼びします。

② その後、神様への敬意を込めて2回、頭を下げます。

③ 次に手の平を少しずらして2回手を叩いて神様を招き、手の平を合わせてから祈り、最後に一礼して神様を送ります

最初に手の平を少しずらしておくのは、まだ神様と人が一体になっていないからで、手を叩くことにより神様を招き、一体になったという意味で手の平を合わせるのです。

小さなことですが、神様はきちんと見ていらっしゃいますので、作法に則ってお参りをしたいですよね。

 

おみくじは占いとはまったく別な物

神社でお参りした後、おみくじを引いて「やったー!大吉だ!」や「ショック!凶だった~」と一喜一憂するのはちょっと違います。おみくじは、占いとは違い「神様からのメッセージ」と言う意味合いがあります。

【 神社のお参り後、おみくじを引く時 】

★ 大切なのは、神様からのメッセージをどう自分が受け取り、努力していくかということ。

神様は、あなたに必要なメッセージをおみくじで伝えてくれるのですから、後はあなたがどう努力するかで今後は変わっていくものなのです。神様のメッセージを当たりハズレで受け取ってはもったいない!

 

謙虚な気持ちを忘れず、神社にお参り

神社でお参りする時に一番大事なものは、神様を敬う謙虚な気持ち。苦しい時の神頼みではありませんが、日頃から信心深くもなく、困ったときだけ神社に行くこともありますよね。

ただ、手水もせず、参道も真ん中を歩き、お参りも真ん前でするような謙虚さもない人かどうかは、神様もわかっています

【 神社にお参りする時の心得 】

★ 神社にお参りする時には、神様を敬う気持ちを持って参道を歩き、謙虚にお参りするという気持ちを忘れてはいけません。

ただ困ったときだけ神様に頼るのでは、願いも叶えてもらえないかもしれません!

 

いかがでしたでしょうか。神社のお参りの手順で大切なことは、作法そのものよりも神様を尊敬する気持ちです。神社でのお参りに、もちろん作法は大切なこと。でもそれ以上に大切なことは、なぜそのような作法がありどんな理由でしているのかを、きちんと理解することです。

きちんとその理由を理解すれば、おのずと神様を敬えるようになっていきます。お願いごとをするときだけ神社をお参りし、敬う気持ちもなく、作法も適当にお参りするだけ…。神様を自分に置き換えるとどうでしょうか。

神様に気持ちが届かなくても当然、と思えてしまいますよね。神社へのお参りの仕方を知ってから訪れると、きちんと知っている人知らない人との差がきっとハッキリわかります。

本記事を参考にして、今度はスマートな神社へのお参りをしてください!

 

まとめ

神社にお参りの正しい手順とは

・鳥居は軽く一例してからくぐろう
・参道は神様の通る真ん中は避けて
・手水には一連の順番がある
・お賽銭は放り投げずにそっと入れて
・お寺と神社のお参りの違いを知ろう
・おみくじは神様からのメッセージ
・傲慢な気持ちでは神様に好かれない


連記事
タイトルとURLをコピーしました