結婚式の招待状を頂く機会は、これから何度でも訪れることでしょうが、その結婚式も欠席せざるを得ない時は出てくるものですよね。お祝いしたい気持ちはあるけれども、それぞれに事情はおありでしょう。
例えば、結婚式が重なってしまった・子供が小さくて預けられない・金銭的にきつい・親しくない人から招待状が来た・・などです。
結婚式というのはお祝い事ですので、欠席する理由をストレートに伝えてしまうのは失礼に当たってしまいます。では、どのように結婚式を欠席する旨を伝えればいいのでしょうか。とても悩んでしまうことでしょう。
そこで今回は、結婚式の招待状を受け取ったけれど欠席をする場合に、相手に失礼にならないメッセージの書き方についてお伝えします。
【結婚式の招待状】
欠席時のメッセージの書き方とは
結婚式の招待状が届いたらなるべく早く返事をしよう
結婚式の招待状が届くのは、大体式の2~3か月前になります。招待状を受け取った時点で、その結婚式に出席するのか欠席になるのかは大体決まっていることでしょう。招待状に出欠連絡の締切日が記載されているはずですが、欠席することが分かっているなら早めに返信をしましょう。
欠席をするから出さなくていい、出さないから出席しないと察してくれるだろう、と考えるのはタブーです。また、できるようでしたら、招待状を返信する前に一度、会ってまたは電話をするなどでお断りの連絡を入れるとよいですね。
結婚式に欠席をするときのメッセージの書き方
結婚式に欠席をする時のメッセージはどのように書けばいいのか、具体的に例を挙げてみましょう。
①結婚式が重なってしまった場合
結婚式というのは六曜にのっとって日取りが決められていきます。特にお日柄のよい日は人気があり、特定の日に結婚式を挙げる人が集中してしまうことも多いものです。結婚式が重なってしまったので欠席をするというお断りの理由も実際に、一番を多くあげられています。
また日取りは1日ずれていても遠方だと、その移動に時間がかかり欠席することになった、というケースもありますよね。親しい間柄でしたら正直に「いとこの結婚式と重なってしまって。」などと伝えてもよいのですが、メッセージに正直に書くのはおかしいでしょう。ではどのように書けばいいのか一文挙げてみます。
「ご結婚おめでとうございます。とても残念なのですが、先約がありますので欠席させていただきます。お二人のお幸せを心よりお祈り致しております。」
メッセージには具体的な理由を書かず、なんとなく相手が察することができる内容で大丈夫です。お祝いの気持ちも併せて伝えましょう。
②子供が小さくて預けられない
お子さんが小さく、近くに親がいない、またパートナーにも預けられない状況だと結婚式への出席も難しくなりますよね。また遠方になると小さい子供を連れて行くのは大変です。直接お話しできるようでしたら、その理由を正直にお伝えしてよいでしょう。しかしメッセージとなるとそのような時はどのように書けばよいのか、一文を挙げてみます。
「ご結婚おめでとうございます。○○の結婚披露宴、とても楽しみにしていましたが、当日はどうしても都合がつかず、欠席させていただきます。お二人のお幸せを心よりお祈り致しております。」
子供が預けられないことは、子供を預ける都合が付かないということで、このようなメッセージで欠席のお断りを出していいでしょう。もちろん、お祝いの気持ちも併せて伝えます。
③金銭的にきつい・親しくない人から招待状が来た
ご祝儀貧乏とはよく言ったものです。本当に重なるときは重なりますよね。また、今まで音沙汰もなかったのに急に招待状が届いた!なんてときは、行く気持ちも盛り上がりません。でも本当の理由を知られると、相手にとっても不快になり、これからの付き合いに影響が出てしまうことでしょう。では、このようなときはどのようにメッセージを書けばよいのか一文挙げてみます。
「ご結婚おめでとうございます。せっかくご招待をいただきましたが、どうしても都合が付かず残念ですが欠席させていただきます。末永いお幸せをお祈りしております。」
個人的な理由は都合が付かないということでうやむやにしておきましょう。そして、お祝いのメッセージを添えるのも忘れないようにしましょう。
結婚式の欠席を出した後にすること
結婚式の欠席を相手に返信して、それでおしまい!ではありません。そこからすぐにしておくべきことがあります。それはお祝いを送ることです。平均的な相場は1万円となっています。現金書留で、相手にお祝いのメッセージとともに送りましょう。他には、当日電報を送る・花を贈るということもよいですね。
このように結婚式は欠席することになっても、何かお祝いの気持ちを形にして伝えるのがベストです。とても親しい間柄で、結婚式に行きたかったけれど行けなかったという人は、お祝いを送って、さらに当日電報を打つなどするとよいでしょう。相手もそんなに自分たちのことを想ってくれているんだ、という気持ちが大いに伝わり嬉しいです。
いかがでしたか。結婚式の招待状を受け取ったら、マナーとしては出席をすることとされていますが、どうしても欠席しなくてはならない事情が出てくることもあります。相手との関係が親しいようでしたら、正直に理由を伝えてよいですが、相手との関係性によっては正直に話さないほうが丸く収まることもあります。
結婚式の招待状が送られてくる前に、メールなり電話なりで何かしら打診があるはずです。その時に「もしかしたら・・・」と予想が付きそうであれば、軽く伝えておくと相手も心の準備ができ、余裕をもって受け止められることでしょう。
また、結婚式自体には行くことが難しくても、その後の二次会に出席できそうであれば、そちらに出席をするというのも手です。二次会からの参加でも新郎新婦は嬉しいものです。
これからのお付き合いのことも兼ねて、お祝い事をお断りする場合でも、出来る限りのお祝いの気持ちを表現しましょう。
まとめ
結婚式を欠席するときは
・欠席することが分かったら早めに連絡をしよう
・欠席をする理由は相手との間柄によって正直に伝えられる内容であれば伝えてみよう
・金銭的な理由などは好ましくないので、オブラートに包んでお断りしよう
・結婚式を欠席してもお祝いを贈るなどして気持ちを伝えよう