遺産相続手続きで慌てない!意識して進める重要ポイント

遺産相続手続きで慌てない!意識して進める重要ポイント
遺産相続の手続きについては、詳しくないという人が多いですよね。遺産相続をする機会はそう多くありませんから、法律の専門家でもない限り、手続きについても何から始めればいいのかわからないというのは当然のこと!

しかし、遺産相続の手続きは法律に基づいて、正しい順序でもれなくしてなくてはいけません。後になって手続きに不備があったことが判明すると、親族間のもめごとに発展するなど面倒なことになってしまいます。

相続人が複数人いる場合、また、遺産があらゆる形で存在する場合には特に注意が必要です。

とはいえ、弁護士や行政書士でもない一般の人が、遺産相続の手続きについて細かな点まで正しく覚えることは難しいものですよね。そこで今回は、当事者が知っておくべき最低限の重要ポイントを6つ、お伝えします。



 

遺産相続手続きで慌てない!
意識して進める重要ポイント

 

保険と年金の手続き


遺産相続の手続きをする際に、まずしなくてはいけないのが相続の対象となる遺産を一通りそろえることですが、故人が生命保険や年金に加入していた場合には、保険金の請求や、年金の受給手続きをもれなくしなくてはいけません。

【 遺産相続手続き:保険金と年金 】

★ 故人が亡くなったら死亡届を提出しますが、保険会社や年金を管轄している公的機関は、死亡届が提出されたからと言って、自動的に保険金や年金を払ってはくれません。

・ 自分から請求や手続きをしなくてはいけませんので、自分が遺産相続するであろう親などの保険証書の場所は、生前に確認しておくと安心です。

 

遺言書の確認


保険金や年金など、故人の死によって遺族が受け取るべき遺産の準備ができたら、遺言書の有無を確認。遺産相続の手続きは、法律で決められた方法に従って、相続人に分配されますが、遺言書がある場合には、その内容に従うことになります。

【 遺産相続手続き:遺言書 】

★ また、遺言書がある場合でも、その遺言書が無効である場合がありますから、内容は行政書士や弁護士を介して確認してもらうことに。

・ この時、封がされている場合には勝手に開封してはいけません。家庭裁判所に提出しなければならないため、間違えないように注意をしてください。

 

法定相続人のリストアップ


遺産相続の手続きでは、遺産を相続する権利を有する人物を、リストアップすることも大事な作業。ここで漏れがあると後々相続人であるにも関わらず、遺産相続ができなかった人物が現れるケースもあります。

【 遺産相続手続き:相続人の対象 】

★ 遺産を相続する権利があるのは、配偶者、故人の子、親、兄弟もその対象。

・ 中には、以前に認知していた子供がいたり、実は離婚歴があって、前妻との間に子供がいたというケースにも配慮してください。

そのため、戸籍謄本で故人の子供が何人いるかを確認しておくと確実です。

 

全遺産と税金の算出


保険金や年金などをすべて受け取り、相続人のリストアップも終わればいよいよ遺産相続の手続きは終盤だと思われるかもしれませんが、遺産相続においては、故人の債務や保有している不動産もその対象。

遺産と債務を差し引きしたら、マイナスになってしまうという可能性もあるのです。

【 遺産相続手続き;不動産 】

★ また、土地などの不動産が遺産の場合、収益を生み出すことのない遺産であるにも関わらず、相続税が莫大になることも…。

・ そのため、最終段階で相続対象となる遺産の総額と、相続税の金額もすべて洗い出すことは、忘れずにしておくと安心です。

 

相続人全員の承諾


自分が故人の葬儀の喪主をし、遺産相続の手続きを中心になって進める場合に気を付けなくてはいけないことが、相続人全員の合意を得ながら進めること。いちいち書面で合意を得なくても良いものですが、全員が集まって協議を行うことは大変重要!

【 遺産相続手続き:合意を得る 】

★ 相続が終わってから、「私は聞いていなかった」とか「私は承諾していない」などと言い出す人が現れるかもしれません。

・ そうなったら民事裁判を起こされるなどして、結果的に労力を費やす羽目になってしまうことに…。

面倒だなと思っても、弁護士や行政書士などの専門家を交えて、遺産に関する最終的な協議はしておくべきです。

 

相続の意思決定


遺産は必ず相続しなくてはならない、と思っている人もいるかもしれませんが、相続を放棄することも可能

【 遺産相続手続き:相続放棄 】

★ 例えば、遺産よりも負債の方が金額が多くて、相続することによって自分が借金を背負うことになるなら、相続したくはないはず。

・ この場合には相続放棄をすることもできます。

ただし、相続を放棄するには申請をする必要があります。放っておくと負債を相続することになってしまいますから、忘れずに申請をしなくてはいけません。

 

いかがでしたでしょうか、遺産相続の手順は法律の専門家ではない素人がすべて把握するのは大変!

知っておいて損はありませんが、遺産相続は、人生のうちに何度も訪れることはありませんから、必要に応じて弁護士や行政書士など法律の専門家に相談をするのが一番安心です。

とはいえ、故人が亡くなったら死亡届を提出したり、葬儀を執り行ったりと遺族がしなくてはいけないことは山積みですから、すぐに法律事務所を探して相談に行くというのも難しい話。

ですから、遺産相続の手続きの流れは、あらかじめある程度把握しておくべきなのです。

遺産相続の手続きでポイントとなるのは、相続対象となる遺産の洗い出し相続する人物のリストアップ!ここで漏れがあると大変ですから、慎重に行うということを意識しましょう。

まとめ

遺産相続手続きの流れとポイントとは

・死亡届の提出と保険や年金の手続きをする
・遺言書の有無と法的に有効かを確認する
・戸籍謄本から法定相続人をリストアップ
・全財産と故人の債務、相続税を洗い出す
・遺産分割の協議は当人が集まり実施する
・相続の意思を確定し放棄の場合は申請する


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