急な弔事に慌てない為に、事前に準備しておきたい7つの事

 

お祝いごとは、何ヶ月も前からお知らせが来たりしてわかるものですが、弔事はそういうわけには行きません。予定通り、あらかじめ連絡があるわけではなく、突然訃報が飛び込んで来るものですよね。

じゃぁ、そんな時に慌てないでいいように、必要なものをみんな準備しておけばいいんじゃない?と思いますが、弔事は、あらかじめいろいろな準備をしておくことは不吉と言われているので、前もって準備しておけることもある程度決まっています。じゃぁ、やっぱり突然の連絡に慌てることになってしまうのでしょう。

そうならないためにも、その最低限の準備だけは、忘れることなくしっかりしておきたいですね。でも、そのためにしておく最低限の準備といわれても、いったい何を準備しておけばいいのか悩んでしまいますね・・・。そんな時に慌てずにすむ事前に準備しておきたいことを7つお教えします。

 

急な弔事に慌てない為に、事前に準備しておきたい7つの事

 

オールシーズン使える喪服を用意する

まずいちばん最初に用意しておきたいのは、喪服です。

もちろん、手持ちの黒いスーツやワンピースがあれば代用してもいいのですが、喪服用にどのシーズンでも着られるものを用意しておくのがおすすめです。
オールシーズン着られるものでないと、夏や真冬など、着るものがない!と慌ててしまうことになります。

オールシーズン着られるタイプの喪服は、組み合わせてどの季節にも着られるように工夫がしてあるので、急な弔事であっても慌てずにすみますね。

 

お悔やみの言葉をすぐに言えるように

急な弔事の時に慌ててしまうことが多いのは、お悔やみの言葉。

普段使うことがない言葉なので、喪服や不祝儀袋は準備してあっても、心の準備が出来ていなくてきちんとお悔やみの言葉が言えないなんてことも。
そうならないためにも受付で言うべき言葉、遺族の方に会ったらいうべき言葉を覚えておけば安心です。

弔事の時は会話が多いのかかえってNGなので、基本の言葉だけ覚えておけば十分ですが、お悔やみの時に言ってはいけない忌み言葉も覚えておきましょう。

 

喪服に使える靴とバッグを用意しておく

喪服の時に履くパンプスやハンドバッグは、普段使っているものを使うという訳にはいきません。

喪服の時に履けるヒールの低い、エナメルではないプレーンなパンプスはひとつ用意しておきましょう。
またハンドバッグも飾りの付いているものやエナメルや革製のものはNGなので、布製のものを一つ用意しておけば、急な弔事の時にも心配ありません。

遠方での弔事など、現地で揃えることが出来ないので、喪服と一緒に保管しておいて忘れ物がないように。

 

一家に一本、薄墨の筆ペンは持つべし

弔事の際の不祝儀袋に書く表書きは、薄墨で書くのがマナー。

慶事の時は、大きく堂々とした字で書きますが、不祝儀袋には、小さめの字で薄墨で書くようにします。
コンビニで薄墨の筆ペンもみかけるようになりましたが、手元にないと買い物に走ったり、ただでさえ急な弔事なのに慌ててしまうことになりかねません。

不祝儀袋をあらかじめ用意しておくのはよくないとされていますが、薄墨の筆ペン位は用意しておかないと準備不足で慌ててしまいますね。

 

黒いストッキングは喪服と一緒にして

急な弔事の時に、以外になくて慌ててしまうのが黒いストッキングです。

ちゃんと用意してあっても、履こうと思って足を入れたら伝染していた!なんてこともあります。
履き古したものではなく、新品を2、3足用意しておくともしもの時に安心です。

ストッキングも急な弔事の時には、どこにしまったか慌てることになるので、ハンドバッグの中や、喪服のポケット等に入れて、一緒にしておけば、ストッキングだけ忘れてしまった!なんてことがなくて安心です。

 

新札ではないお札も用意しておく習慣

お祝いごと用に新品のお札を用意しているお家は多いと思いますが、弔事に使う使ってあるお札も用意しておくようにしましょう。

新札じゃないのに準備しておく必要があるの?と思われるかもしれませんが、その時によって中に入れる金額も変わることを考えて、千円札、5千円札、1万円札の3種類は数枚ずつ用意してあると安心です。

どの金額にも対応できるようにしておけば、自分のお財布の中に欲しいお札がなくても慌てずにすみますね。

 

ネイルオフ出来る準備をしておくべし

結婚式ならば、ネイルサロンの予約を入れて、かわいいネイルにして・・・と楽しみですが、突然の弔事でも派手なネイルはもちろんNGです。

そんな時に限ってネイルサロンの予約が取れなかったり、ネイルをしたばかりでオフするのも辛い・・・なんてこともありますね。

目立たないネイルならそのままでも大丈夫ですが、いざという時に自分で取れるセルフでオフするキットだけは持っておけば安心です。
遺族となった場合には、どんな場合でもオフするようにしましょう。

 

いかがでしょうか。

急な弔事でもあわてずにすむポイントは、大人のマナーとも言えることでしたよね。
いざという時は、本当に突然やってくるものです。

それにきちんと対応できるように、普段から考えられる対策や方法を考えておけば、そんな時に慌ててしまうことはありません。
マナーは、その場で突然身につくものではありません。
普段から「こういう時は困るだろうな」、「こういう時はこうしなくちゃな」と考えを巡らせておけば、自然とそれに沿った振る舞いが出来るものなのです。

いざという時に慌ててしまわないように、心の準備はしっかりしておきたいですね。

 

まとめ

急な弔事に慌てない為に、事前に準備しておきたい7つの事

・着回せる喪服を用意しておけば安心
・最低限のお悔やみの言葉を覚えて
・使いまわさず喪服用の靴とバッグを
・不祝儀用の薄墨の筆ペンも用意して
・黒いストッキングは新品を2、3足
・不祝儀用に数種類の使ったお札を
・ネイルをする時はオフ出来る準備を


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