結婚式に招かれた時、靴は何にしよう?フォーマルな場ですから、とても悩みますよね。結婚式は新郎新婦の新しい門出の時です。新郎新婦にとっては最大の特別な日。新郎新婦をお祝いし、一緒に楽しむことで会場が一体となります。幸せな気持ちが響きあう結婚式にゲストとして招かれた時には、ふさわしい服装で最大限の祝福を送りましょう。
しかし、ドレスやスーツは決まっても、最後に悩んでしまうのがこの「靴」です。結婚式で履く靴は色・デザイン・素材など、どんなものを選べばよいのか分からないという人もいるでしょう。多くのゲストが集まるフォーマルシーンならではの決まりごとも靴にはあり、間違うととても恥ずかしい思いをしてしまいます。結婚式は同年代から招かれる場合もあれば、年齢を重ねると会社の部下からの招待もあります。立場に応じた正しい知識で靴を選ぶことが大切です。
そこで今回は、恥ずかしい思いをしないよう、結婚式の靴で悩んだら!選び方の5つのポイントをお伝えします。
結婚式の靴で悩んだら!
選び方5つのポイント
結婚式で履く靴のデザインはつま先の隠れるパンプスが基本
結婚式では肌の露出が少ない方が正装とされています。靴も同じで、つま先が隠れるパンプスが基本です。つま先が出ている、サンダル・ミュール・オープントゥなど結婚式ではふさわしくありません。
言い伝えとして「妻が先に出る(つまさきが出る)」とあります。結婚式ではマナーを重んじる年長者も多くいらっしゃいます。マナーの行き届いていない装いはフォーマルな場にふさわしくないという意識が根強くあるものです。雑誌などで結婚式のお呼ばれ特集などの中につま先の出る靴を履いたモデルさんがいますが、カジュアルすぎる点で賛成できません。ブーツもやはりカジュアル過ぎます。年長者が多く出席する可能性の高い結婚式披露宴では、基本を知り、靴はパンプスを準備するのが重要なポイントです。
結婚式で履く靴はヒールの高さもポイント
結婚式で履く靴のヒールの高さは5センチ以上がふくらはぎの位置が上がり、足が美しく見えます。細いピンヒールの方がさらにエレガントで好印象です。ヒールが太いとカジュアルになり場の雰囲気に合わない場合もあります。結婚式という場を意識すれば細目の方がフォーマルですね。
最近は高さ12センチくらいの靴もありますが、慣れていなければ歩き方がぎこちなくなり、美しく見えるどころか不格好になる可能性もあります。理想は5センチ~8センチ。歩き方を美しくキープできる靴の高さを求めましょう。
もし、妊娠している場合や足を怪我している、不自由という場合は低いヒールでかまいません。安全に考慮し周りの人に心配をかけないよう選びましょう。
結婚式で履く靴の素材の選び方
結婚式で履く靴の素材は色々ありますが、布製は最もフォーマルです。その中でもサテンは張りもあり、その光沢は気品が漂います。ただし汚れやすいので事前に靴用の防水スプレーをしておくことをお勧めします。
ドレスの素材と合わせてシルクやレースなども良いでしょう。ドレスや靴のファッションに一連の流れがあると結婚式というお祝いの場に華やかさがプラスされます。またエナメル素材は艶やかな光沢があり人気の素材です。牛皮やスエードも安定の人気があります。
ただし、蛇革・鰐皮など爬虫類系は殺生が連想されタブーとされていますので注意が必要です。ファー素材も同じ意味で履かない方が良いでしょう。結婚式で靴にも気を配るということは、自分のおしゃれでありながら、新郎新婦への気遣いでもあります。フォーマルな場面こそ素材を選ぶことが大切です。
結婚式で履く靴の色柄で迷ったら
結婚式で履く靴の色は黒にすると無難です。ヒールのある黒パンプスは品もありドレスを邪魔しません。しかし、結婚式という華やかな場所ではドレスの色やデザインに合わせて黒以外のカラーを選ぶのも良いでしょう。
鮮やかすぎる色は足元だけに視線が集中しやすいので控えめの色にしましょう。例えばベージュ・シルバー・薄いピンクなど。ただし、白は花嫁の色であり、靴であってもNGです。柄物はカジュアルになりがちなので、ここは無難に無地をお勧めします。特にアニマル柄は殺生をイメージされますので避けましょう。足元は自分が思っている以上に人に見られています。
結婚式で靴を履く際の注意ポイント
素敵なドレスに素敵な靴。万全なファションで準備しても、おろそかにしがちなのがストッキング。美脚自慢でもストッキングは必ず着用するのがマナーです。カラーも豊富なストッキングですが、迷わず肌色(ベージュ)で決めましょう。自分の肌の色に合ったものを選びます。
黒はお葬式を連想しやすく避けましょう。寒い季節に厚手のカラータイツを履きたくなりますが、これもNG。また網タイツや柄物も年長者には眉をひそめる方もいらっしゃいます。格調の高い結婚式では変に目立たないことも新郎新婦への配慮になります。無地のストッキングが一番良いのですが、ドレスや靴の華やかさに合わせてワンポイントのプリントくらいは今の時代、さり気ないおしゃれとして認められています。
いかがでしたか。結婚式の靴で悩んだら!選び方5つのポイントをお伝えしました。
結婚式は人生の大切な節目を祝うお慶びの席です。格調を重んじる雰囲気の中、足元にも気を配る気持ちは、新郎新婦へのお祝いの気持ちの表れです。手入れの行き届いた靴を用意するのは当たり前ですが、基本のデザインや素材、色柄もマナーについても知っておくことが大切です。特にマナーに厳しい年長者は見ています。見られて恥ずかしい思いをしないためにもポイントを押さえておきましょう。
おしゃれに気を配っている人ほど、人のおしゃれも気になるものです。結婚式に招かれたら最高の笑顔で祝福出来るよう、身だしなみを整え臨みましょう。結婚式の靴はあなたの人柄さえ表れるものです。フォーマルシーンにふさわしい靴を選んでくださいね。
まとめ
結婚式の靴に悩んだら
・靴は肌の露出を控え、つま先が隠れるパンプスが基本。ミュール・サンダルはNG
・ヒールの高さは美脚効果のある5センチから8センチが理想
・靴の素材は布製が最もフォーマル。牛皮はOKだが爬虫類系の靴はNG
・靴の色は黒が無難だが、ドレスに合わせて控えめの色も良い。アニマル柄はNG
・ストッキングは肌色がベスト。厚手のタイツやアニマル柄はカジュアルになりふさわしくない。