供花とは?手配する際に気を付けたい5つのこと

供花とは?手配する際に気を付けたい5つのこと
「供花」と聞いても、特に若い人はピンとこないという人も多いですよね。花をお供えするのかな…と漠然と思う人はいるかもしれませんが、どういう場面での花なのかとすぐにわかる人は多くはないかもしれません。

供花は「くげ」または「きょうか」と読み、漢字の通り花を供えることをさします。その会場となるのは、主にお通夜や葬儀です。なので、若い人はわからなくても問題はありませんが、歳を重ねるとお通夜やお葬式に参列する機会も増えてきますし、知らないでは済まない場合も出てくることでしょう。また、その供花を自身で手配しなければならないときも出てきます。そんな時に少しでも慌てずに済むよう、少しでも知識として知っておきたいものです。

そこで、今回は供花について気を付けるべき5つのことをお伝えします。

 

供花とは?
手配する際に気を付けたい5つのこと

 

その1:供花とは

供花は、故人のためにお供えする花のことを言います。お通夜や葬儀のとき、祭壇が沢山の花で飾られていますよね。あれが、供花です。

お通夜や葬儀の際にお悔やみの気持ちを込めて送る花で、生花となります。基本的には二基一対で送る風習がありますが、今では一基で送る場合も多くなっています。

最近では洋花も用いられるようになってきたので、以前よりも色とりどりに祭壇が飾られるようになってきました。ですが、派手な色ではなく、落ち着いた色が中心となります。

 

その2:供花を贈る人

供花は誰もが贈るというわけではありません。葬儀に参列したことがある人は、子供一同、孫一同、親族一同という立札のついた花やフルーツを見たことがあるのではないでしょうか。供花を贈るのは、故人の家族や親族がメインとなります。

また、家族親族のほかにも、故人と親しかった人、会社などの職場からも贈ることもありますし、お通夜や葬儀に参列することができない人が供花をお香典代わりに贈ることもあります

 

その3:供花の手配

供花を手配する場合は、個人で供花を手配するということは避けた方が無難です。個人個人で供花を依頼してしまうと、会場に入りきらなかったり、花の統一感がなくなってしまいます。

訃報を受け取り、供花を贈りたいときは、まず遺族に確認をしましょう。遺族の許可を得たら、次は供花の手配となります。ここで注意したいのは、供花はお通夜や葬儀を執り行う葬儀社(葬儀会場)に問い合わせるということ。遺族に確認する時に、葬儀社についても尋ねておくとよいでしょう。

葬儀社によっては、外部からの供花を受け入れない会場もあり、供花にも地域ごとの風習があることもあるので、こちらも葬儀社に問い合わせるのが確実です。

また、祭壇が寂しくならないように供花はバランスを考える必要があります。供花や籠盛りのフルーツなどを家族親戚からのお供えで調節する場合などもありますので、どのサイズの供花にすればよいのかも手配する時に葬儀社に確認をしましょう。

また、札名ですが、個人名でも大丈夫ですが、会社関係で同じ会社から個別に贈ると同じ会社名がずらりと並んでしまうということになるので、こういう場合は連名にしてもらうなど対応を考える必要があります。札名についても、葬儀社に相談すれば対応してくれるので、供花を手配する際に確認しましょう。

供花を贈るタイミングとしては、お通夜に間に合わせる場合はお通夜の日の午前中までに届けられるようにしましょう。お葬式に贈る場合は、前日までに届くように手配するようにしてください。

 

その4:供花の金額

供花の値段はやはり気になるところですよね。供花の相場は、おおよそ10,000円~30,000円ほどになります。もちろん、相場より安いものや高いものもありますが、目安としては、これくらいがメインと考えておくと良いでしょう。

ですが、この相場は一基のみの値段になります。もし、一対二基の供花を贈る場合は、倍の金額になるので注意したいところです。

供花を贈るとお香典は出さなくてもよいという風習もありますが、もしお香典も出す場合は、お香典のほうが供花よりも安いというのはご遺族に失礼なので、こちらもあわせて気を付けましょう。

 

その5:おすすめの花

供花を依頼すると、どのようなお花がよいですかと尋ねられることもあるでしょう。遺族も供花を依頼している可能性が高いので、確実なのは、遺族の依頼にあわせてもらうことです。

供花は、宗教によって多少の差があります仏教や神式のときは、菊や蘭、百合などの花を用います。白をメインとしますが、控えめな色でしたら、白以外の色の花でも大丈夫です。

キリスト教式では、百合やカーネーションなどを供花に使います。菊は使用されないので、手配の際は気を付けましょう。

 

いかがでしたか。お通夜やお葬式と聞くだけでも少し難しく感じてしまいますが、供花は比較的手配しやすいのではないでしょうか。

基本的には葬儀社が手配をしてくれるものなので、供花でわからないことがあれば、まずは葬儀社に相談をしましょう。

また、花の種類は宗教によって異なるので、手配する際には気を付けたいところです。そして、届ける時期についても、あまりにも早すぎると、まるで供花をすでに準備していたように思われるので、注意しましょう。

遺族にとってつらい時期に、供花について問い合わせるというのは、尋ねる側としてはつらい部分もありますが、故人に供花を贈りたいという申し出は、きっと遺族にとって嬉しい申し出のはずです。素敵な供花を贈って祭壇を彩り、故人の冥福を祈ってください。

まとめ

供花を贈るときの5つのポイントとは

・供花はお通夜やお葬式で祭壇を飾る花
・供花を贈るのは家族や親族、会社関係、親しい友人など
・手配をするときは遺族に確認し、会場の葬儀社へ依頼
・金額はおおよそ10000~30000円ほど
・供花の花は菊や百合、カーネーションなど


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