結納のマナー☆服装や手順、事前に心得ておきたい7つの事

結納のマナー☆服装や手順、事前に心得ておきたい7つの事

結納とは「婚約が決まり、それを両家の間で正式に執り行う儀式」のこと。古くは新郎家が新婦家に出向き、婚礼衣装などの準備金を贈り、新婦側は結納返しを贈る(地域によって結納返しはなし)という家と家の婚礼であった為、その手順などにも様々なしきたりがありました。

現代では恋愛結婚が多くなり、次第に結納のスタイルは簡略化される傾向にあります。簡略化された結納は、正式な結納に対し「略式結納」と呼ばれています。また、結納は地域によって違い、大きく分けて、関東式・関西式・九州式となりますので、事前に地域の方に確認してみると良いでしょう。(新郎家と新婦家の実家の地域が分かれる場合には、新郎家側に準ずるのが一般的。(但し、婿養子の縁組を除く)

「どのような結納を行うか」それを決めるのが、ご両家にとって「新しいご家族」となる最初の第一歩です。それでは、結納のマナーについてご紹介してゆきましょう!



 

結納のマナー☆
服装や手順、事前に心得ておきたい7つの事

 

略式結納を知っておきましょう


正式な結納と略式結納の違い、まず一つ目は「仲人の有無」です。正式な結納では仲人を立て、略式の場合は仲人は立てずに両家のみで行います。

二つ目は「会場」。正式な場合、実は新婦宅で行うものとされています。現代は、結婚式専門会場・ホテル・料亭などで「結納プラン」などもあるので、正式・略式を問わず、こういった会場の個室で行うことも多くなっています。

三つ目は「結納品」。結納品は用意する内容が違ってきます。正式なものでは7品(9品の場合もあり)ですが、略式では3品、もしくは婚約記念品(新婦側に婚約指輪、新郎側には時計など)のみの交換・・・といったように、現代では形式にとらわれず、実質的な「ご両家の顔合わせ」という意味合いが大きくなってきています。

 

服装のマナーを知っておきましょう・1


結納には、正式と略式があることがお分かり頂けたかと思いますが、当然ながら服装も違ってきます。

正式な場合は「正装や正礼装」、略式の場合は「準礼装や略礼装」で臨むのがマナーとされています。これらは時間帯(昼間・夜間)によってドレスコードが変わりますが、一般的に結納は昼間の時間帯に行われることが多いもの。(午前中から結納が始まり、昼食に祝い膳を囲むという流れが多い)そして、ご両家で服装の「格」を揃えるのも大切です。

また、仲人を立てる場合には仲人の服装よりも「格上」の服装となるのはタブーとされていますので、ご両家で(いる場合は仲人を介して)事前に打合せておきましょう。

 

服装のマナーを知っておきましょう・2


では、ここでは昼間の礼装、準礼装・略礼装についてご説明しましょう。

正装  男性→モーニング、紋付羽織(五つ紋)
女性→アフタヌーンドレス、振袖(未婚者)、黒留袖、色留袖(五つ紋)
準礼装 男性→ディレクターズスーツ、紋付羽織(三つ紋)
女性→セミアフタヌーンドレス、訪問着、色留袖
略礼装 男性→ブラックスーツやダーク系のスーツ、紋付羽織(三つ紋、一つ紋)
女性→ワンピース、ツーピース、アンサンブル、紋付色無地、紋付付下

また、結納の席に兄弟や姉妹が同席する場合には、新郎新婦本人と同等の格の服装か、一段、格下の服装で臨んでもOKです。

 

結納金と結納返しの相場を知っておきましょう


そして、実は一番気になる「結納金」と「結納返し」についてです。結納金の相場は100万円が全国的な平均額です。

傾向としては、関西方面はこれより高く、関東地方は低い傾向にあるようです。100万円以下の場合、50万、70万などの「割り切れない数=奇数」を頭に掲げる金額、もしくは「末広がりの繁栄を願う」という意味合いを込めて80万というケースも。実際は、厳密に決まりがあるものではない為、新郎家側の「誠意」に委ねられます。結納金は「御帯料」「小袖料」「金宝包」などと呼ばれることもあります。

対して、新婦側からのお返しを「結納返し」といいますが、その相場は「結納金の1/3~1/2」とされています。時計などの品物でお返しするケースも多くみられます。

 

結納品を揃えましょう


結納品は結納飾りとも言い、新郎家で用意します。その様式は、関東式・関西式・九州式などがあり、品目数や内容が異なります。品目数は「奇数」で揃えます。正式な結納は、7品と数えることが多いようです(結納金や婚約指輪を除く)。

略式結納の場合は3品(熨斗・結納金・末広)になります。結納品はその内容を記した「目録」と一緒に、新郎家より新婦家へと贈られます。新婦家からは「受書」という受領書をお返しします。

現代では、受書も新郎家側で用意することが多くなっています。これは、贈る結納品の内容は、新郎家が把握している為、予め、新郎家で用紙しておいた方がスムーズに結納が行える為です。

目録や受書も結納品を購入した店舗で入手できます。

 

結納品の意味も知っておきましょう


関東式の結納品の一般的なもの:7品の場合。価格帯は2万円前後~10万円。

・長熨斗(ながのし):アワビ。押し伸ばせるのことから「延命長寿」の縁起物として。
・勝男節(かつおぶし):鰹節。出陣に備えて常備されていた為「武勲繁栄」を願って。
・寿留女(するめ):スルメ。噛むほどに味が出ることから「末永く良き夫婦」を願って。
・子生婦(こんぶ):コンブ。繁殖力が強いことにあやかり「子孫繁栄」を願って。
・末広(すえひろ):扇子。幸せが末広がりになって行くことを願って。
・友志良賀(ともしらが):白麻糸。夫婦共に白髪になるまで長寿円満であることを願って。
・家内喜多留(やなぎだる):酒樽。家の中に喜びが多く留まることを願って。

※関西式→「勝男節料」の代わりに「松魚料(肴料)」を用いることが多いです。

 

家族書・親族書を用意しましょう


正式な結納の場合、結納品の目録と受書の交換が行われる際、家族書・親族書も目録の下に重ねて両家で交換します。これはお互いに家族・親族を紹介する為です。

家族書とは、本人から2親等内(父・母・兄弟姉妹・祖父母)自身の家族の氏名・間柄・実家の住所地を記ししたもの。(本人(新郎新婦)の名前は家族の最後に記入します)同様に親族書は本人から3親等内の親族(おじ・おば等まで)の氏名・間柄・各自の住所地を、父方親族と母方親族に分けて、それぞれ奉書に記したものです。

家族書と親族書はそれぞれ別の奉書に記しますが、一つの奉書紙で包み、表書きを「家族書 親族書」とし、先方へ渡します。

 

いかがでしたか。

結納には実に様々なマナーがありました。現代は「略式結納」や「食事会に結納の意味合いを持たせたもの」など、簡略化されていることが多いのが実情ですが、安易に行ってしまうと、両家の間に禍根を残すことにもなりかねません。

出身地域の違い、新郎新婦の結納における意識の違い、親御様世代の考え方の違い・・・など、一概には言えないところもありますので、結納のスタイルは両家でよく話し合われて行うのが良いでしょう。両家のおめでたい門出です。全ての方が晴れやかに迎えられるよう、頑張って下さいね!

 

まとめ

結納のマナー☆服装や手順、事前に心得ておきたい7つの事

・略式結納を知っておきましょう
・服装のマナーを知っておきましょう・1
・服装のマナーを知っておきましょう・2
・結納金と結納返しの相場を知っておきましょう
・結納品を揃えましょう
・結納品の意味も知っておきましょう
・家族書・親族書を用意しましょう