弔事のマナーを知らないと大恥をかくかもしれない9つの理由

弔事のマナーを知らないと大恥をかくかもしれない9つの理由
訃報はいつその連絡があるかはわからないもの。悲しみにくれて慌てて準備をして出掛けるので心に余裕もないですよね。

でも通夜や葬儀・告別式に行って、「あれ?こういう時はどうしたらいいの?」と慌ててしまう場面もあります。弔事でのマナーを知らないととても恥ずかしい思いをしてしまうことになります。

「ちゃんとマナーについて勉強していれば・・・」と思っても、その場面になってしまってからでは後悔先に立たず。そんなことにならないためにも、最低限の弔事のマナーは知っておいても困ることはありません。

いざという時に恥ずかしい思いをしないための弔事のマナーを9つお教えします。

 

弔事のマナーを知らないと
大恥をかくかもしれない9つの理由

 

通夜は半喪服、告別式は略式の喪服で

喪服は、通夜の時は男性は黒やグレーなどのダークスーツを、女性は紺やグレーなどの地味な色目のスーツやワンピースなどを着て行きます。

人の訃報は突然訪れるものなので、「予め準備しておいたのか?」と思われないようあえて半喪服でいくことがマナーとされていますが、訃報を聞いてから通夜まで日にちがある時は、略式の喪服の方が無難です。

告別式は、男性は黒やダークカラーのスーツに黒ネクタイ、女性は黒のワンピースかツーピースを着るようにしましょう。

 

香典の表書きは、相手の宗派に合わせましょう

香典を入れる不祝儀袋の表書きは、「御霊前」「御香典」「御香料」などと書きますが、浄土真宗では「御霊前」は使わないなどのきまりがあります。

相手の宗教がわからないばあいには「御霊前」と書くのが無難ですが、逆に相手が浄土真宗とわかっている場合は「御香典」と書くようにします。

弔事に使う不祝儀袋は、買い置きをしないものですが、その時が来ていざ買うとなると慌ててしまうもの、「御霊前」と書いてある物を買えば安心です。

 

袱紗の包み方は慶事とは逆なので注意

不祝儀袋も袱紗に包んで持っていくのがマナーですが、その包み方も慶事と弔事では違い、逆になるので注意が必要です。

袱紗には色々な色や柄があるものですが、色は派手でなければ大丈夫、紫を選んでおけば、慶事と弔事のどちらでも使うことが出来ます。

受付で売っているままのビニール袋から出したり、その場で表書きを書いたりするのはとても恥ずかしく失礼なことです。

 

通夜ぶるまいはお断りせず箸をつけましょう

通夜が終わると、通常であれば通夜ぶるまいの席がもうけられています。通夜ぶるまいは弔問客に対してのお礼とお清めのためにお酒や軽食が用意されているのですから、喪家からすすめられたのに遠慮してお断りしてしまうのはマナー違反です。
一口でもいいので、箸をつけるのがマナーです。失礼のないタイミングで退席するようにしましょう。

 

葬儀・告別式は時間を守って参列すること

駆けつける形になる通夜は、遅れて行っても問題ありませんが、葬儀・告別式は時間を守って参列するのが弔事のマナーです。遅刻をしたり、僧侶が読経を始めてしまった後に部屋に入ることはマナー違反です。

電車やバスの時間をきちんと調べて葬儀が始まる10分位前までには、受付を済ませて着席しているように心がけましょう。

 

通夜と告別式、どちらに参列するもの?

通夜は、遺族や親族、個人と親しかった人が参列するのが通常です。日程的にどうしても合わないのでなければ、通夜は参列せずに葬儀・告別式に参列するようにしましょう。

どちらに参列するかは個人とのおつきあいの度合いによって判断する形になるので、自分の気持ちと相談して決めれば大丈夫です。

 

慶事と弔事が重なってしまった時は

慶事と弔事が重なってしまった場合には、基本的には弔事を優先するものと昔から言われています。でも、どちらも大切な行事であり、事務的に弔事を優先するということは、気持ちの面でもとても難しいことです。

慶事と弔事のどちらを優先するかは、おつきあいの度合いによっても変わるので、十分考えて周囲に相談して進めるようにしましょう。

 

数珠は持っていなければならないもの?

弔事に参列すると、多くの人が数珠を持っているので、自分が持っていないと慌ててしまう人もいるでしょう。でも数珠は、仏教を進行する人が持つべきものなので持っていなくても大きな問題はありません。

ただ仕事関係等、数珠を持っていないと恥ずかしい思いをすることもあるので、どの宗派にも使えるものを一つは持っていると安心です。

 

焼香が済んだら帰るのはマナー違反

焼香が終わった後、すぐに帰ってしまうのはマナー違反になります。最後は出棺があり、個人とお別れするこれが最後の機会になりますので、出棺は出来る限り見送りするべきです。

棺は、親族によって霊柩車に乗せられて、移動します。霊柩車が出て行くまで黙祷や合掌をして静かに故人を見送りましょう。

 

いかがでしょうか。

知らずにいると大恥をかいてしまう弔事でのマナーはご理解いただけましたよね。知っているようで知らないことも多いので、マナーを知らずにいると本当に恥ずかしい思いをすることになってしまいます。

予めマナーのポイントを抑えておけば、そんな恥ずかしい思いをすることもありません。

実際に、弔事に参列すると、ここはどうすれば・・・と思ってしまうこともありますが、そういう時は故人や遺族に失礼のないような振る舞いをするように心がけましょう。あなたのその気持ちが、失礼のない弔事での一番必要なマナーとなります。

 

まとめ

弔事のマナーを知らないと大恥をかくかもしれない9つの理由

・通夜と葬儀・告別式の喪服には違いが
・表書きは「御霊前」と不祝儀袋に書いて
・不祝儀袋は弔事用の色の袱紗に包んで
・通夜ぶるまいには一口でも箸をつけて
・葬儀・告別式への遅刻は絶対にしないで
・通夜は自分が参列すべきかを考えるべき
・慶事と弔事が重なった時はよく考えて
・数珠はどの宗派にも使えるものを用意
・焼香が終わっても最後の出棺を見送って


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