【相手との関係別】お悔やみの言葉で使える7つの基本例文

【相手との関係別】お悔やみの言葉で使える7つの基本例文
誰にでも訪れる最後の瞬間。頭では理解していても、気持ちが追いつかない場合がほとんどですよね。突然の出来事で、心の整理もつかないまま、お通夜や葬儀に参列しなくてはいけません。

ご自身も悲しんでいる中、ご遺族に対し、お悔やみの言葉をかけるのは辛いものです。感じている気持ちを、うまく伝える事が出来たら一番ですが、そうもいかないのが現実でしょう。

そこで今回は、「相手との関係別、お悔やみの言葉」を7つ紹介します。そう何度も経験する事ではありませんから、上手に言えなくても大丈夫です。あなたが感じている故人への想い、ご遺族への配慮が伝われば十分です。無理に取り繕おうとせず、素直な気持ちを行動や言葉に移してみましょう。

最低限のルールを基に、例文を交えてお伝えしますので、ぜひ参考にして下さい。

 

【相手との関係別】
お悔やみの言葉で使える7つの基本例文

 

親しい間柄(親族・友人・同僚)当人にむけて

ご自身も辛い状況の中、ご遺族に伝えなくてはいけません。あなたの悲しいと言う気持ちを、そのまま伝えるだけで十分です。

友人や同僚の立場ですと、ご遺族と面識がない場合もありますから、その際は、軽く自己紹介してから述べましょう。

「○○(会社・学校)でお世話になっておりました○○と申します。この度は、突然の事で本当に驚いております。残念でありません。心からお悔やみ申し上げます。」

ご遺族と面識がある場合は、伝えたいと言う気持ちだけでも大丈夫です。

「何と申し上げてよいか、言葉もありません。心からお悔やみ申し上げます。私で出来る事がありましたら、何でもおっしゃってください。」

伝えたい事は沢山あるでしょうが、きっと言葉になりません。お通夜や葬儀の際は言葉少な目におきましょう。ご遺族への心遣い、そして故人を偲ぶ気持ちを大切に、ご自身が感じている気持ちをお悔やみの言葉として下さい。

 

親しい間柄(親戚・友人・同僚)のご両親・ご主人や奥さんにむけて

親しい間柄だからこそ、どう言葉をかけていいのか悩みますね。ましてやご両親や最愛のパートナーとなれば、尚更です。

お近くに住んでいる場合は、すぐに駆け付けてあげると良いでしょう。「何かしたい。何か出来ることはないか。」と言う、あなたご自身の気持ちを行動や言葉に表して下さい。その気持ちだけでも、十分伝わります。

「この度は、思いがけないお知らせを頂き、急いで駆け付けてまいりました。こんな悲しい事はありません。私が出来る事がありましたら、何なりとお申し付け下さい。」

「この度は、誠にご愁傷様でございます。先ほどお電話を頂き、とりあえずとんでまいりました。私で出来ますことがありましたら、何なりとおっしゃってください。」

「お悔やみの言葉+お手伝いさせて下さい。」

と言った内容を、関係やご自身の年齢に見合う言葉遣いで伝えて下さい。

かしこまった言葉遣いでなくても大丈夫です。近しい間柄だからこそ、お互いの気持ちがよく分かりますから、手短に想いを伝えましょう。

 

親しい間柄(親戚・友人・同僚)の二等親にむけて

お近くに住んでいる場合、参列する事も多いでしょう。故人がご高齢で亡くなられた場合は、

「この度は、誠にご愁傷様でございます。ご家族の皆様は、さぞお力落としのことでございましょう。謹んでお悔やみ申し上げます。」

と言った内容が好ましいです。

病死や事故死など、まだ若くして亡くなられた場合は、

「思いがけないお知らせをいただきました。ご家族の皆様のお気持ちを考えると胸が痛みます。私で出来る事がございましたら、どうぞ遠慮なくお申し付け下さい。」

のように、ご遺族の気持ちを考慮した内容にしましょう。

また都合により、どうしても参列出来ない場合、メールで伝える事もあるでしょう。その場合には

「突然の訃報に驚いております。都合によりご葬儀に伺えず、大変申し訳ありません。○○さんのお悲しみは、計り知れないものとお察しします。どうぞ、お体を壊されないよう大切にして下さい。ご冥福を祈りいたします。」

のように、故人とご遺族の間にある思い出や絆を、ご自身なりに想像した労わりの言葉を伝えましょう。

 

親しい間柄(親戚・友人・同僚)のお子様にむけて

本来ならば、もっと長く人生を送れた方の葬儀に参列するのは辛い事です。ですが、病死や事故死など、避けられない場合もあります。

出来るなら、「代わりたい。生かしたい。」と思うご遺族の気持ちを考えた内容にして下さい。

「この度のご不幸、胸がつぶれる想いでございます。どんなにお辛いことでしょう。申し上げる言葉もございません。本当に残念です。出来る事がありましたら、いつでもおっしゃってください。」

「思いもかけないご災難に、胸が痛んでなりません。心よりお悔やみ申し上げます。ご迷惑でなければ、何かお手伝いさせて頂ければと存じます。何でもおっしゃってください。」

また、ご遺族への配慮として、同じ年頃のお子さんがいらっしゃる場合は、注意しておいた方が良いでしょう。最愛のお子さんが亡くなられた悲しみは、計り知れない程、大きな傷です。

事実と向き合うまでに時間もかかりますから、よく連絡してあげてください。これからも近くにいて、必要な時は、一緒にいると言う気持ちを忘れずに伝えましょう。メモを書いて渡しておくのも良い案です。

 

お世話になっている方(上司・取引先・先生)にむけて

日頃、お世話になっている方、上司や恩師などの葬儀の際は、ご遺族へ失礼のないよう言葉がけをしましょう。面識がある場合も、ない場合も、念のため自己紹介をした方が良いです。

「○○(会社・学校)の○○と申します。○○(故人名)さんには、大変お世話になっておりました。何の恩返しも出来ず、無念でなりません。私に出来る事がございましたら、遠慮なくお申し付け下さい。心からお悔やみ申し上げます。」

「○○(会社・学校)の○○です。本当に突然の事で驚いております。○○(故人名)さんには、これからも沢山の事を教えて頂きたかったです。こんな悲しい事はありません。私で出来ます事がありましたら、何なりとおっしゃってください。」

お世話になった方ですから、葬儀の際のお手伝いを申し出るのが礼儀です。例え、十分手が足りている状況であっても、伝えておいた方が良いでしょう。

ご遺族へ失礼のないよう、言葉を選んで伝えて下さいね。葬儀の際は、あまり時間もなく、伝えたい事も伝えられない場合もあります。その際は、忌明け(49日)を目処に、お手紙を送られても良いでしょう。

 

一般的なお付き合い・ご近所・遠い親戚にむけて

お手伝いとして裏方に回る場合も多い立場です。お近くに住んでいる場合は、早めに駆け付けてあげると良いでしょう。慌ただしく時間が過ぎるのが葬儀ですから、ご遺族の手間を取らせないよう、手短に挨拶して下さい。

「この度は誠にご愁傷様でございます。謹んでお悔やみ申し上げます。」

「心からお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様もさぞかしお辛いことでしょう。ご迷惑でなければ、お手伝いさせて下さい。」

「この度は、思いがけないことでさぞかしお力落としのこととお察しいたします。出来る事がありましたら、ご遠慮なくお申し付け下さい。」

故人と面識がある場合、ない場合も含め、一般的なお悔やみの言葉をかけるのが礼儀です。今後のお付き合い等も考え、必要な場合はお手伝いをし、不要な場合は、長居せず参列だけして下さい。

ご自身の立場と故人やご遺族との関係によって、見極めも必要となります。長く挨拶する必要はありませんから、難しく考えずお辞儀と共に伝えましょう。

 

電報・手紙・葬儀後に知った際の対応

近年、家族葬や密葬と言った法事も多くなり、参列出来ない場合もあります。ご遺族の配慮により、葬儀後に知らされたり、また用事があったり、遠方に住んでいたり、やむを得ない事情で参列出来ない事もあるでしょう。

そういった場合は、電報や手紙を使ってお悔やみの言葉を送って下さい。

「ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。誠に痛惜の念でいっぱいです。ご家族のお悲しみは、計り知れないものとお察しいたします。○○(故人名)様のご冥福を心よりお祈りいたします。」

「悲報に接し、弔問かなわぬ非礼をお詫びするとともに、謹んで哀悼の意を表します。さぞかしお力落としのことと存じますが、くれぐれもご自愛ください。」

電報の場合は、これくらいの長さにし、手紙の場合は、もっと長文でも構いません。また香典を同封される場合は、その事にも触れましょう。

「心ばかりのものを同封いたします。故人のお好きだった物をお供えいただければと存じます。」等と記載し、締めましょう。

 

このように、基本的なお悔やみの言葉に続き、何かお手伝い出来ることはないか、と尋ねるのがマナーとなります。ご遺族の気持ちを配慮した心遣いが出来ると良いですよね。

大切な人を失うと言うのは、本当に辛く悲しいものです。当人にしか分からない故人との思い出が数多く存在するでしょうから、いつも以上に優しく、いつも以上に思いやりを持って接して下さい。

特に親しい間柄にいる方が悲しんでいる場合、故人との思い出を懐かしむ気持ちになれるまで、一緒に寄り添ってあげる事が大切になります。

直接電話でも構いませんし、お手紙やメモ等、相手に伝わる方法で連絡を取って下さい。


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